
味や香りやカタチに関することから、
耐候、耐病、収量などの性能データまで、
最先端のバイオテクノロジーを駆使して開発された種子には、ICチップにも劣らない膨大な情報量が集約されています。
人々の食卓を豊かに楽しくするのも種子の役目なら、
これからの地球を担っていくのもまた種子の重要な役割です。
たった一粒の種が、世界の勢力地図を塗り替えたり、
人類を食糧危機から救ったりすることも、決してあり得ないことではありません。
そう、種子から始まる物語には、
私たちが予想もつかない壮大なロマンが秘められているのです。